越冬準備に入った高尾の養蜂場
ラベイユ養蜂場は、ミシュラン三ツ星観光地に選ばれた高尾山の山麓とその近郊の八王子市にあります。養蜂場周辺は豊かな自然に囲まれ、春の始まりから夏にかけて様々な花が咲きます。
今年はラベイユ養蜂場からも養蜂の様子やミツバチの生態をレポートしていきます。

11月下旬のよく晴れたさわやかな秋空のもと、ラベイユ養蜂場へやってきました。前回訪れた最盛期に比べると、ミツバチの数はぐっと減りました。
この時期、巣箱の中では女王バチの産卵の季節は終わりはじめ、秋に育った働きバチと女王バチだけで貯めてあるはちみつと花粉を食べて春を待つ越冬の時期に入っていきます。


養蜂家は巣箱を開けてミツバチの様子をひとつひとつ確認する“内検”をしていきます。女王バチがいるかどうか、卵の産み方の確認、ミツバチの数、ミツバチの病気やダニの兆候がないかの確認なども行っていきます。

ミツバチが無事に冬を越せるように、巣箱内のミツバチを密集させて暖が取れるように小さい巣箱に移動したり、二段三段あった巣箱を一段にして麻布や新聞紙をかけて暖かく過ごせる環境を作ります。



冬の養蜂家の作業は内検だけではありません。
春に向けて巣箱や巣板の掃除をするのも大切な仕事。
使い終わった巣箱や巣板にこびりついたプロポリスをヘラで削り落とし、ガスバーナーで焼いて消毒していきます。
来年、ミツバチが気持ちの良い巣箱で過ごせるように、ひとつひとつ時間をかけて作業していきます。


帰り道、養蜂場の近くには寒椿やセイタカアワダチソウが咲いていました。ミツバチにとって越冬するために貴重な蜜源です。
ミツバチたちが元気に冬を越すことを願って。